プログラミング

プログラミング独学がつらい、できない理由は?挫折しない勉強法を解説

プログラミングを独学で始めてみたはいいけれど、環境構築が難しくてつらい、エラーが多くて勉強できないという人は数多くいます。

自分に向いてないのではないかと自信を無くしてしまう、なんてことも。

本記事では、プログラミングの独学がつらい、できないと言われている理由から挫折しないための勉強を詳しく解説していきます。

また、プログラミングを無料で学習できるサイトを試してみるのも挫折しにくいプログラミングの学習を始めるための第一歩です。「会員登録不要」でしかも「無料」の学習サイトはDig Skillがおすすめです。

プログラミングの独学でつらい、できないとなる理由

プログラミングの独学を魅力的に感じ、実際に始めてみたら、「自分には無理かもしれない」や「思っていたより難しい」と不安になってしまう人も。
本項では、初心者が挫折しそうになる理由を探り、解決策を提案します。

  1. エラーや疑問を解消することができない
  2. 環境構築が難しくてできない
  3. 学習目的や目標が明確ではない
  4. プログラミング自体に苦手意識がある
  5. 想像以上に習得に時間がかかる

エラーや疑問を解消することができない

プログラミングの独学者に限らずプログラミングは、エラーに直面したり疑問が生じたりすることがよくあります。
しかし、質問できる環境が限られているため、解決策を見つけるのが難しく、出現したエラーや疑問をなかなか解決できない問題に直面してしまうでしょう。
特に初心者は、エラーメッセージの意味を理解するのが難しく、自分で解決することができないことが多いです。

対処法については以下の方法があります。

  1. オンラインコミュニティを活用する
    Stack OverflowといったQ&Aサイトやプログラミングフォーラムなどで質問し、他のプログラマーからアドバイスを得ることができます。
  2. 友人や同僚に相談する
    プログラミング仲間や同じ興味を持つ人々に質問してみましょう。
  3. エラーメッセージを理解する
    エラーメッセージを読み解き、具体的な原因を特定することで解決策を見つけることができます。
    エラー文は英文が主なので英語翻訳サイト等を活用することで理解が早くなります。

プログラミングの独学は挫折しないために、質問できる環境を広げることが重要です。

環境構築が難しくてできない

プログラミングを独学していると、環境構築につまずくことがよくあります。

特に初心者は、環境構築の手順や用語が理解しづらいことがあります。
例えば、RubyやRuby on Railsを学ぼうとする場合、ターミナルでのRubyのインストールやパスの指定、Railsの設定などが必要です。
上記に挙げた作業は経験者にとっては簡単なものですが、初心者にとっては「Homebrewって何?」や「パスの指定ってどうすればいいの?」といった専門用語が多すぎたり、設定が難航していまったりという問題が発生してしまいます

では、どうしたら環境構築を挫折なく行えるのでしょうか?

対処法として以下の3つが挙げられます。
ぜひ、参考にして環境構築をしていきましょう。

  1. SNSやQ&Aサイトを使ってみる
    プログラミング仲間と情報交換をしましょう。
    TwitterやSlackなどのコミュニティやStack OverflowといったQ&Aサイトで質問を投稿することで、環境構築についてのアドバイスを得ることができます。
  2. プログラミング学習サイトを活用する
    スライドや動画形式で学ぶことができ、サイトによっては疑問点や不明点を質問・相談できるできるサービスがあるので順序立てて環境構築の知識をつけることができます。
  3. 動画視聴で実際に見ながら学習する
    近年では、YouTube等の無料動画でプログラミングの学習がしやすくなっています。
    実際の環境構築の様子やポイントを見ることができるので、おすすめです。

学習目的や目標が明確ではない

プログラミングを学ぶ目的が「流行りだから」「なんとなく稼げそう」など曖昧なまま学習を開始すると、挫折する可能性が非常に高くなります。
最初にプログラミングを学ぶ目的を明確にすることが、独学でもくじけないためのポイントです。

例えば、「タスク管理ができるようなアプリを作りたい」や「何でも開発のできるフルスタックエンジニアになりたい」などの具体的な目標を設定を立て、設定した目標を達成できる学習内容や計画を立てるようにしましょう。

プログラミング自体に苦手意識がある

プログラミングは、初めて触れる人にとっては難解で、専門的な知識やスキルが必要な分野です。特に初心者は、コードを書くことに対して不安や苦手意識を抱くことがあります。

苦手意識を克服する方法を下記にまとめましたので、詳しく見ていきましょう。

  1. 小さなステップから始める
    大規模なプロジェクトではなく、小さな課題から始めて徐々にスキルを積み重ねましょう。
  2. 実践的なプロジェクトに取り組む
    例えば、自分のポートフォリオサイトを作成したり、簡単なアプリケーションを開発したりすることで、プログラミングの楽しさを実感できます。
  3. コミュニティに参加する
    オンラインフォーラムやプログラミングコミュニティで他のプログラマーと交流し、相互サポートを受けましょう。

以上のポイントを押さえることで、苦手意識を克服しながら着実にスキルを身につけることができるでしょう。

想像以上に習得に時間がかかる

プログラミングの独学は、自分のペースで進めることができる反面、習得には時間がかかることがあります。
特に初心者は、新しい言語やフレームワークを理解するために多くの時間を費やすことがあります。

下記に習得にかかる時間と習得のためのアプローチ方法についてまとめましたので、それぞれ参考にしてください。

習得に時間がかかる理由

  1. 複雑な概念の理解
    プログラミングは抽象的な概念を多く含んでいます。初心者は、これらの概念を理解するために時間を要します。
  2. 実践的なスキルの習得
    理論だけでなく、実際にコードを書いて問題を解決するスキルを身につけるには時間がかかります。

習得に向けたアプローチ

  1. 小さなプロジェクトから始める
    小さな課題やプロジェクトを通じて、実践的なスキルを磨きましょう。
  2. コミュニティで学ぶ
    オンラインフォーラムやプログラミングコミュニティで他のプログラマーと交流し、知識を共有しましょう。

プログラミングの独学は時間と忍耐が必要ですが、着実にスキルを身につけることができます。

プログラミングの独学の際にかかる習得時間について詳しく知りたい人は、「初心者がプログラミング習得までの勉強時間は?独学や学習継続のコツを解説」の記事も参考にしてみてください

プログラミングができない場合の対策とは

プログラミングを独学で学ぶ際、挫折を防ぐために目標を明確に設定しましょう。
プログラミングができない場合には、以下の対策を検討してみてください。

  1. 目的や目標を明確に定める
  2. 学習している難易度を見直してみる
  3. 学習しているプログラミング言語を変えてみる
  4. 質問や相談ができる環境をつくる
  5. 覚えたことのインプットとアウトプットを繰り返す
  6. タイピング練習をしてみる
  7. 既存のコードをコピーしてみる

目的や目標を明確に定める

「最近流行っているから」、「自分にもできそうだから」と明確でない理由で始めた人は、学習する目的や目標を明確にしてからプログラミングを習得し始めましょう
また、「3カ月以内に基礎的なスキルを身につける」や「半年以内に実務レベルのスキルを習得して就職ないしは転職する」といった習得までの期限を決めることも重要です。

本格的なプログラミングの職に就きたい場合は、特に目標と期限を明確にしておくことで学習へのモチベーション維持や計画が立てやすくなります。

どんなシステムを作りたいのか、どんなエンジニアになりたいのかといった目標を立て、実現に向けた学習計画を立てていきましょう。

学習している難易度を見直してみる

プログラミングを始めるにあたって、「自分がどのくらいの知識を持っているのか」や「自身のスキル感がどのくらいあるのか」ということを確認しておく必要があります。

初心者であるにも関わらず、いきなり応用の内容から入ってみたり、ある程度の知見があるのに簡単な基礎の内容から始めてみたりした場合、自身のスキル感と学習内容に齟齬が発生し、モチベーションの低下に繋がります。

今の学習内容を見直し、自身の今の状況に見合った学習教材や方法を見つけていくようにしましょう。

学習しているプログラミング言語を変えてみる

プログラミング言語は種類は多岐にわたり、それぞれ得意分野があります。
新しい言語を学ぶことで、異なる視点からプログラミングを理解できるようになります。
例えば、Pythonは人工知能の開発や自動データ処理に適しています。
一方で、C言語は組み込みプログラムやOSの開発に向いています。

新しい言語を学ぶことで、プログラミングの幅を広げることができます。
また、自分の難易度に合った言語や需要の高い言語を選ぶことで学習へのモチベーションも変わってきますので、習得の難易度も考慮するようにしましょう。

以下に開発内容と使われている主な言語についてまとめましたので、プログラミング言語を選ぶときの参考にしてください。

開発内容開発言語
Web開発JavaScript・PHP・Javaなど
アプリ開発Java・Swift・Rubyなど
ゲーム開発Java・C#・Unityなど
AI開発Python・R言語・Juliaなど

質問や相談ができる環境をつくる

プログラミング学習中に疑問や問題が生じた場合の質問できる環境を整えましょう。

オンラインフォーラムやプログラミングコミュニティで他のプログラマーと交流することで、学習効果が高まります。
また、メンターを見つけて相談できる環境を作ることもおすすめです。

学習サイトによっては、現役エンジニアに相談できるサービスやチャット形式で質問が聞けるものもあるのでうまく活用してみましょう。

覚えたことのインプットとアウトプットを繰り返す

プログラミングは実践的なスキルが求められます。

学んだ知識を実際にコードを書くことで定着させましょう。
小さなプロジェクトを作成したり、問題を解決するためのコードを書いたりすることで、理解が深まります。

アウトプットの方法について詳しく知りたい人は、「プログラミング独学のアウトプット方法は?挫折しない学習方法を解説」の記事も参考にしてみてください。

タイピング練習をしてみる

プログラムを効率的に書くためには、スムーズなタイピングスキルが必要です。
タイピング練習を行い、キーボード操作のスピードと正確性を向上させましょう。

正確なコードを書くことはプログラミングにおいて重要ですが、記述のスピードも実務では求められます。

正確なコードと適度なスピードでプログラミングができるように練習していきましょう。

既存のコードをコピーしてみる

他のプログラマーが書いたコードを読んで理解することは重要ですが、実際に存在しているコードを自分のプロジェクトに組み込んでみることもおすすめです。
既存のコードをコピーして動作させ、仕組みを理解しましょう。

今まで自分では書いたことのないようなコードに出会うこともあるかもしれません。

他者のコーディングスキルを得ることで自身のコーディングスキルの向上ができるので、ぜひ、試してみましょう。

プログラミングに向き不向きは存在する?

プログラミングには向き不向きがあると言われることがありますが、実際にはどうでしょうか?
結論から言うとプログラミングに向き不向きはなく、プログラミングを習得する個人の努力や環境的要因にあります。

本項では、プログラミングの向き不向きについて客観的な視点から考えてみましょう。

  • 特別な才能はいらない
  • プログラミング言語によって習得の難易度は違う
  • 誰にでも実務レベルまでのスキル習得が可能
  • 継続する力が実を結ぶ

特別な才能はいらない

プログラミングには特別な才能が必要ないと言えます。
多くのプログラマーは、継続的な学習と実践を通じてスキルを磨いてきました。

初心者でも、興味を持ち、努力を惜しまなければプログラミングを習得できます。

近年では、小学校でも授業のカリキュラムでプログラミングが必修化されており、老若男女問わず、誰でもプログラミングスキルを学習できる機会があります。
自分には無理だと最初から諦めず、まず、簡単な基礎を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

プログラミング言語によって習得の難易度は違う

先述してきたようにプログラミング言語には難易度の違いがあります

JavaScriptやPHP、Pythonといった一部の言語は初心者向けであり、学習コミュニティや教材も充実しています。
逆に、C++やR言語といった一部の言語は学習が難しく、専門的な知識が必要です。

適切な言語を選ぶことで、学習効率を高めましょう。

誰にでも実務レベルまでのスキル習得が可能

プログラミングは継続的な努力と実践によってスキルを向上させるものです。

誰でも実務レベルまでのスキルを習得できます。
自分のペースで学習し、質問できる環境を整えることが大切です。

未経験で就職や転職をしたとしても研修で基礎的なことや基本的なコーディングさえ理解できれば、実際の現場で実務経験を積んでいくことはでき、自然とスキルアップが可能です。
エンジニアになることは、思っているほど敷居は高くないので、気軽に挑戦してみましょう。

継続する力が実を結ぶ

プログラミングは挫折しないよう継続的に学習を続けることが重要です。

日々、技術は進歩しているので、遅れをとらないためにも積極的に新しい情報を手に入れ、努力していく姿勢が大切となってきます。

少しずつスキルを積み重ね、自信を持ってプログラミングを楽しんでください。

挫折しないための勉強法を解説

プログラミング学習において、挫折を防ぐための効果的な勉強法を紹介します。
以下のポイントを押さえて、スキルアップを目指しましょう。

  • 概要や全体像を把握する
  • 必要な情報を選べるようにする
  • 使えるツールは使いこなす
  • 不安や悩みは相談する

プログラミングの独学に挫折しないコツについて詳しく知りたい人は、「プログラミング独学の挫折率は9割?理由と挫折しない方法を解説」の記事も参考にしてみてください、

概要や全体像を把握する

プログラミングは広範で複雑な分野ですが、最初に全体像を理解することが大切です。

まずは、どの言語を学ぶか、どの分野に興味があるかを明確にしましょう。
学習するプログラミング言語を決定したら、言語の概要や仕組み、構造といった基礎的なところを押さえ、全体を把握します。
全体を把握することで、基礎の部分にどのくらいの時間をかければいいのか、実際のコーディングができる段階にどれだけ必要なのかという学習計画が立てやすくなるでしょう。

漠然と学習を始めるのではなく、ひとつずつ着実にプログラミングのスキルを習得できるよう心がけることが重要です。

必要な情報を選べるようにする

プログラミングは情報量が多いため、必要な情報を選ぶスキルが求められます。

プログラミングは暗記ではなく、分からないことがあれば、都度調べて進めていくことが一般的です。
何度も使用する構文や書き方については実際に書いていくことで自然と覚えられるので、必要となる構文や書き方がどのような挙動をするのか、どういった場合に使われるのかを覚えておくと良いです。

信頼性のある書籍やオンライン教材を活用し、効率的に学習しましょう。

使えるツールは使いこなす

プログラミングには便利なツールがたくさんあります。

例えば、代表的なテキストエディタであるVisual Studio Codeでは拡張機能を用いることでスペルチェックをしてくれたり、実際のプログラムがどのような順序で動作しているのかを分かりやすく表示してくれるようなデバッグ機能が付いています。
実際の現場においても、様々なツールを活用して開発しやすい環境を作っていることが大半です。

エディタやデバッガ、バージョン管理ツールなどを使いこなして、効率的にコーディングをしていきましょう。

不安や悩みは相談する

プログラミング学習中に不安や悩みが生じたら、周りの人やオンラインコミュニティで相談しましょう。

相談することで自分の学習方法に間違いはないのか、習得出来た内容が実際に使えるものなのかといったことを確認することができます。

また、他のプログラマーの経験やアドバイスを受けることで、スムーズに学習を進められます。

もし、プログラミングの独学に挫折しそうになったら

どんなにコツコツ頑張っていても、プログラミングの独学に挫折しそうになることが何回かあるのではないでしょうか。

プログラミング学習中に挫折を感じたら、以下の視点を客観的に見直してみましょう。

  • 学習サイトを利用してみる
  • プログラミングスクールに通う

学習サイトを利用してみる

プログラミングの独学で手始めに参考書を入手して、学習を始めようとする人は多いと思います。

しかし、学習サイトを活用することでより効率的に学習することができます
カリキュラムに沿って学習を進めていくことができるので着実に基礎を身につけたり、学習サイトによりますが、カウンセラーや現役エンジニアに相談できるサービスがあるので不明点や疑問点を払拭したりすることが可能です。

本と学習サイトを併用してうまくプログラミング学習を進めていきましょう。

学習サイトについて詳しく知りたい人は、「プログラミングを無料で学習するのにおすすめのサイト10選!独学の方法も紹介」の記事も参考にしてみてください。

プログラミングスクールに通う

本でも学習サイトでも無理だ、と感じた人はプログラミングスクールに通うことも検討してみましょう。

プログラミングスクールは、専門的な指導とサポートを受けながら学習できる場所です。
経験豊富な講師から直接学ぶことで、効率的にスキルを磨くことができます。

モチベーションの維持もスクールでの学習の利点です。
仲間と切磋琢磨しながら、目標に向かって進みましょう。

プログラミングスクールについて詳しく知りたい人は、「おすすめのプログラミングスクール26社を比較!選び方や闇についても徹底解説」の記事も参考にしてみてください。

まとめ

プログラミングの独学は、初心者にとっては時折厳しい道のりです。
環境構築やエラー解決、仕組みの理解、モチベーションの維持、適切な学習方法の選択など、さまざまな課題が立ちはだかります。

しかし、本記事で紹介してきたことを実践していくことで、プログラミングの学習効率が上がり、理想とするエンジニア像に近付くことができるのではないでしょうか。

プログラミングの独学がつらい、きついと感じてしまうこともあるかと思いますが、自分に合った学習方法を見つけ、困難に立ち向かっていきましょう。

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