プログラミング

Javaとはどんなプログラミング言語?特徴や学習方法について解説

アプリケーションやシステムなどの開発で使用されることが多いJavaは、多くの方が聞いたことのあるプログラミング言語の1つです。

また、これからプログラミング学習を始めようと思っている方の中にも、Javaの習得を目指している方は多いと思います。

しかし、Javaで開発できることや学習方法、Javaの特徴についてあまり理解していない方もいます。

そこで今回は、Javaの特徴やできること、メリットやデメリット、学習方法などについて詳しく解説します。

Javaとは?

Javaとは、1995年アメリカで開発されたプログラミング言語で、当時から現在まで幅広い分野で使用されているプログラミング言語の1つです。

さまざまな環境で使用できることから、Googleが開発で使用しているGoogle三代言語(Java・C++・Python)の1つでもあります。

Javaの人気が高いことの要因の1つには、さまざまな環境でも使用できる言語であることが大きいです。

基本的にほとんどのプログラミング言語は使用するために専用の環境を構築する必要があるので、その言語を使って開発を行うためには手間がかかります。

プログラミング初心者などは環境構築に苦戦を強いられることが多いです。

また、Javaでコーディングを行えば、WindowsやMacなどのOSを問わずプログラムを実行することができるので、1度コードを記述すれば、どこでも使用できます。

そのため、Javaを元にさまざまなプログラミング言語の開発が行われています。

さらに、プログラミング初心者の中には、Javaから学習する方やJavaに関心を示している方がとても多く、プログラミング学習サイトやスクールなどでも人気が高い言語の1つです。

Javaの特徴

Javaは、さまざまな分野で使用することができる優秀なプログラミング言語の1つで、Javaの特徴について気になっている方も多いと思います。

ここではJavaの特徴について、主に3つ解説します。

オブジェクト指向のプログラミング言語

Javaは、オブジェクト指向型のプログラミング言語の1つです。

オブジェクト指向とは、効率よく開発するためにプログラムをモノ(オブジェクト)として考え、モノ同士を組み立てるようにプログラミングを行うという考え方です。

プログラミングを動作手順通りに行って行った場合、途中でイメージとは違うプログラムになってしまったり、ミスが発生してしまう可能性があります。

しかし、オブジェクト指向ではプログラムがモノとして分類されているので、分類されているモノ同士を組み立てながら効率的に精度の高いプログラミングが行えます。

Javaは、以上のような考え方を持つオブジェクト指向型のプログラミング言語の1つなので、大規模な開発や複数人のチームで行う開発でも作業効率が良く、バグやエラーの修正や機能追加、ソースコードの再利用などが簡単に行えます。

そのため、Javaを使った開発は、とても効率が良くミスやバグの発生も防ぐことが可能です。

OSに依存することなくどんなコンピュータでも使える

Javaは、OSに依存しないからどんなコンピュータでも使えます。

Javaは、「JVM(Java Virtual Machine:Java仮想マシン)」というJavaのために擬似的に制作されたマシンで動作しているので、JVMが動作するコンピュータが動作するコンピュータ上であれば、どんな環境でも動作できるようになっています。

さらに、ORACLE社が提供しているファイルをインストールすることで、Javaの実行環境を簡単に構築することが可能です。

そのため、JavaはOSがWindows、Mac、Linuxなどでも関係なく動作させられます。

また、OSに依存しないからどんな環境でも安定した動作を実現できるので、OSごとに機能性や正常に機能するかどうかの確認を行う必要がありません。

Javaが、JVMで動作していることは、Javaの最大の特徴でもあります。

高い人気とニーズがある

Javaは、1995年に開発されてから現在まで約28年経過していますが、現在でも高い人気とニーズがあるプログラミング言語の1つです。

世界的に人気やニーズが高いプログラミング言語のランキングを毎月更新している「TIOBE INDEX」において、Javaは3位(2023年3月時点)にランクインしています。

また、2002年6月から更新されているJavaの人気やニーズを見てみても、少し右肩下がりにはなっていますが、大きな変動を起こすこともなく不動の人気を誇っていることがわかります。

参照:TIOBE INDEX

Javaが、高い人気やニーズを長年保ち続けている主な要因は、「JavaがJVMで動作すること」や「さまざまな開発を効率的に行えるオブジェクト指向型のプログラミング言語であること」などがあります。

以上のことからも、Javaの高い人気とニーズは今後も大きく低下することなく、維持され続けていくことが予想されています。

Javaでできること

どんな環境であってもJVMが動作するコンピュータであれば問題なく動作できるJavaは、とても汎用性や利便性の高いプログラミング言語の1つです。

そんなJavaを使うことで、どのようなことができるのか気になる方は多いと思います。

ここでは、Javaでできることを、主に6つ解説します。

Androidアプリの開発

Javaは、Androidアプリの開発が可能です。

そもそもGoogleが提供しているAndroidはJavaで動作しているので、Androidアプリを開発する場合も、当然Javaで行われます。

実際に、AndroidアプリはJavaで開発されているアプリが最も多く、Java自体もAndroidアプリの開発で使用されることが多いです。

Androidアプリのニーズ

日本国内では、2023年2月時点でモバイル端末を利用している方の内、約68.5%の方がiOSを利用しており、Androidを利用している方は約31.39%と半分以下しかいない状況です。

参照:statcounter 国内シェア

そのため、Androidアプリの開発を行っても、あまりニーズがないと感じている方が多く存在しています。

しかし、世界では、2023年2月時点で、約72.26%の方がAndroidを利用しており、iOSの利用している方は約27.11%ほどしかいない状況です。

世界的に見てみると、Androidのニーズはとても高いことがわかるので、Androidアプリの開発にも高いニーズがあることがわかります。

参照:statcounter 世界シェア

ゲーム開発

Javaは、ゲームの開発も行うことが可能です。

PCやスマホで遊べるゲームの多くはJavaによって開発されたものが多く、世界的に認知度や人気の高いゲーム「Minecraft」もJavaで開発された代表的なゲームの1つです。

ゲームの開発は基本的にC#が使用されることが主流であり、Javaはゲームの開発に適したプログラミング言語というわけではありません。

しかし、ゲーム開発で主流ではないJavaであっても、Javaの特徴を活かしてMinecraftやRPGなどの高品質なゲームを開発することは可能です。

ただ、Javaを使用して開発できるゲームは、主にスマホゲーム・コンシュマーゲーム・ソーシャルゲームの3種類です。

そのため、ゲームエンジンと組み合わせたゲームの開発にはJavaは向いていないので、Javaを使用してゲームの開発を行いたい場合は、理解しておきましょう。

Webサイトの開発

Javaは、汎用性や開発効率の良さから、Webサイトの開発も行えます。

特に、オブジェクト指向型のプログラミング言語という特徴を活かした大規模なWeb開発に使用されていることが多く、現在PHPで開発されたWebサイトがJavaに移行することも少なくありません。

Webサイトは、1つの言語ではなくさまざまな言語を組み合わせて開発されているので、Javaのみでは開発は難しいですが、データ処理を行うバックエンドでは、Javaが大きく活躍します。

Webサイトには、ユーザーが確認したり操作できる画面(フロントサイド)とデータ処理を行うサーバー側(バックエンド)の2つがあります。

フロントサイトでは、HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語が使用されており、バックエンドではJavaやPHP、RubyやPythonなどの言語が使用されています。

また、Javaは処理速度が早いこともあり、多くのWebサイトのバックエンドで使用されていることが多いです。

Webアプリケーションの開発

Javaは、Webアプリケーションの開発も可能です。

Javaを使用して開発されている代表的なWebアプリケーションには、Twitter・ Evernote・Google・YouTube・ebay・Amazon・楽天などがあります。

以上のような大規模なWebアプリケーションを開発する場合、Javaはとても適しているので、今後もJavaを使用して開発されたWebアプリケーションが多く誕生することが予想できます。

また、Twitterは開発当初Javaではなくルビーを使用して開発されましたが、アクセスが集中して画像や動画、テキストなどを処理しきれずに、エラー画面が表示されることが多発しました。

そのため、TwitterはRubyから処理速度の早いJavaに移行して、アクセスが集中した場合でもスムーズに処理してサービスを利用できるように改良しました。

しかし、Javaは開発に時間がかかる言語なので、以上のような大規模なWebアプリケーションではなく、小規模なWebアプリケーションの開発には適していません。

業務システムの開発

業務システムはJavaで開発できる代表的なものの1つです。

Javaは、機能の安定性やセキュリティ、処理能力などが優れている言語なので、オンライン上でも仕事をスムーズに行うための業務システムの開発に適しています。

実際にJavaで開発された業務システムには、金融の取引システムや運送会社の配送システム、クレジットカードシステムなどがあります。

クレジットカードシステムに関しては、世界中で約50億枚以上もJavaが搭載されたICカード付きのクレジットカードが利用されています。

また、Javaは処理できるデータ量がとても多いので、個人情報の扱いや身分証、社員証としての利用も増えていきています。

そのため、今後も企業がシステムの導入や開発を行う場合やセキュリティが重要なシステムで、Javaが使用されることが多くなっていくでしょう。

IoTの開発

Javaは、IoTの開発でもとても大きく活躍します。

IoT とは、「 Internet of Things」という英語の頭文字を略した名称で、「モノのインターネット」という意味があります。

具体的には、身の回りの家電などをインターネットと繋げて便利な世の中にする技術です。

代表的なものには、Amazonが提供しているスマート家電「Alexa」やテスラが開発している自動運転技術などがあります。

そもそもJavaの開発は、これまでC++を使って開発されていた家電やカー用品の開発に大体できる言語が必要であったため、Javaが開発されました。

そのため、Javaは家電製品の組み込みシステムの開発にも優れていることもあり、IoTの開発にも使われています。

Javaを使うメリット

Javaを使うことでさまざまなシステムやサービスの開発ができることがわかりました。

そんなJavaを使うことによって、さまざまなメリットを得ることが可能です。

ここでは、Javaを使うメリットを、主に3つ解説します。

言語の性能が高い

Javaは、言語としての性能が高く汎用性や利便性がとても高いです。

例を挙げると、主に以下の通りです。

  • OSに依存しない
  • 処理速度が速い
  • セキュリティが高い
  • 開発効率が高い
  • ライブラリやAPIが豊富にある など

Javaは、JVMが動作するコンピュータであればどんな環境でも動作することができ、OSごとに機能性を確認する必要がありません。

さらに、Javaはコンパイルというコンピュータ上で素早く実行できる形式が必要なコンパイル言語の1つなので、他の言語と比較して処理速度がとても速いです。

また、開発に必要なライブラリやAPI(Application Programming Interface)が豊富なので、すぐに便利なライブラリを使えます。

ライブラリとは、プログラムの部品や機能をまとめたファイルで、APIとはソフトウェアの機能を共有する仕組みのことです。

Javaは、ライブラリが豊富にあることによって、プログラムを1から行う必要なく効率的に作業を進めることが可能です。

また、オブジェクト指向型のプログラミング言語であることも、Javaの性能が高い理由の1つです。

学習しやすい

Javaは、人気やニーズが高いこともあり、日本語の学習教材やWebサイトが豊富にあり学習しやすいです。

これからJavaを学習しようと思っている方やJavaを学習している方の中には、コードを間違えてエラーが発生したりわからない部分に直面することが多いですが、エラーやわからない部分を検索すれば簡単に解決させられます。

複雑な情報になると簡単に検索して解決させられない場合もありますが、プログラミング学習サイトや中級者・上級者向けの書籍などを利用すれば解決できることが多いです。

プログラミング学習を進めていく上で、躓いてしまった部分がなかなか解決できない状態でいると、モチベーションや学習効率が低下して挫折してしまう原因にもなります。

しかし、Javaは日本語でわかりやすい情報から複雑な応用情報まで幅広く存在しているので、プログラミング初心者や独学の方でも、順調に学習を進められます。

また、Javaの高い人気やニーズは今後も低下することなく維持されていくことが予想できるので、今後もJavaに関する効果的な学習教材やWebサイトなどが数多く誕生して、さらに学習しやすくなるでしょう。

ニーズが高く案件数が豊富

Javaは、利便性や高性能さから世界中のプログラミング言語の中で第3位の人気とニーズがあるので、Javaに関する案件も豊富にあります。

例えば、組み込みシステムや業務システム、大規模なWebアプリケーションなどの開発には、Javaが必要不可欠な言語です。

そして今後もJavaを使用した新たなWebサービスやアプリ、IoT技術の開発が盛んになっていくことが予想されます。

以上のようなことを踏まえると、Javaを扱う案件数は今後も増加していきJavaを扱えるエンジニアのニーズや平均年収も高くなっていくことがわかります。

さらに、Javaは現在だけではなく2000年代から高い人気とニーズを維持し続けているので、流行りやトレンドなどにほとんど影響されることのないプログラミング言語でもあります。

流行りやトレンドになって単価や案件数が増加している言語を専門的に扱うエンジニアであれば、その言語のニーズが低くなることで、年収も低くなってしまいます。

しかし、Javaであれば今後も一定のニーズを維持し続ける可能性が高いので、Javaを専門的に扱うエンジニアとして活動している場合でも、安心できます。

そのため、これからエンジニアを目指す場合、Javaを専門的に扱うエンジニアを目指すことも効果的です。

Javaを使うデメリット

Javaを使うことで、さまざまなメリットを得られることがわかりましたが、Javaを使うことのデメリットもいくつか存在しています。

ここでは、Javaを使うデメリットを、主に3つ解説します。

動作しない環境がある

Javaは、OSに依存することなく動作できますが、JVMが動作しないコンピュータでは、Javaは動作しません。

例えば、Javaを使うことで家電製品やカー用品の組み込みシステムの開発ができますが、マイコンというシステムではJavaを動作させることはできません。

マイコンとは、「マイクロコントローラ」「マイクロコンピュータ」という言葉を略した名称で、小さなICチップにコンピュータの基本機能が搭載されている電子機器のことです。

主に、炊飯器や冷蔵庫、洗濯機などの家電製品の電気機器を抑制するために組み込まれており、組み込みシステムの1つであることからJavaが使用できると思われることが多いです。

しかし、マイコンにはJVMが入っていないので、Javaを使用して開発を行うことはできません。

そのため、マイコンのようなJavaが動作しない環境で開発を行いたい場合は、C++などが使用されています。

小規模な開発には適していない

Javaは、さまざまな開発に適している高性能な言語ですが、小規模な開発には適していません。

Javaで開発を行う場合、オブジェクト指向を作成するために大掛かりな準びが必要になります。

オブジェクト指向を作成して各プログラムをモノとして組み立てていくことで、大規模な開発でも効率的でミスやトラブルなどを防ぎながら作業を進めていくことが可能です。

しかし、小規模な開発であればオブジェクト指向を作成してプログラムをモノとして分類する必要がほとんどありません。

むしろ、小規模な開発や簡単な開発を行うためにオブジェクト指向を作成することは、かえって手間や負担がかかってしまうので、作業効率が低下してしまいます。

Javaが適しているのは、TwitterやGoogle、Amazonなどの大規模なWebアプリケーションやMinecraftなどの大規模なゲーム開発です。

そのため、Javaの習得を目指している場合は、習得後Javaの特性に適した開発を行うようにしましょう。

習得が難しい

Javaは、学習しやすい言語ではありますが、習得自体は難しいです。

日本語の学習教材や書籍、Webサイトなどが大量に存在しているJavaは、プログラミング初心者でも気軽に学習を始めることができます。

Javaでわからない部分があっても日本語で調べると、簡単に解決させることができるので、学習はしやすいです。

しかし、Javaを習得するためには言語としての仕組みや機能などを理解するだけではなく、オブジェクト指向についてもしっかりと理解する必要があります。

Javaを習得して案件を獲得したいと考えている方やJavaを活かした企業に勤めたい方の場合、オブジェクト指向の理解は必要不可欠です。

さらに、ネットワークやハードウェアなどの知識やスキルも求められることが多いです。

プログラミング初心者がJavaの学習に加えてオブジェクト指向の理解や作成、その他スキルの習得をすることは、とても難易度が高いので習得まで長い時間がかかります。

そのため、Javaの案件を引き受けられるレベルまで習得してエンジニアとして活動したい方は、大幅な時間や努力が必要になることを理解しておきましょう。

プログラミング初心者がJavaの習得が難しい理由まとめ

  • オブジェクト指向やネットワーク、ハードウェアの作成・理解が必要
  • 専門性が高くプログラミング初心者では理解できない分野が多い
  • コミュニケーション能力・マネジメントスキル・実績などが必要なチームでの大規模開発を行う案件が多い
  • 学習コストがかかる

Javaの学習方法

Javaを含むプログラミング言語は学習方法や学習手順によって、習得難易度が変わってくることがあります。

また、最近ではプログラミング学習を効果的に行うための方法がとても豊富になっているので、Javaの習得を目指しているプログラミング初心者にも適した学習方法を見つけることができます。

ここでは、効果的なJavaの学習方法を、主に4つ解説します。

書籍を読む

書籍を読むことでJavaについて学習することが可能です。

Javaに関する書籍は、日本語版でも数多く販売されており、プログラミング初心者向けの書籍から中級者・上級者向けのものまで幅広く存在しています。

初心者がJavaを学習するためには、「Java入門」や「Javaの基礎」といったタイトルの書籍を読んで学習を進めていくことが効果的です。

Javaに関する書籍は数えきれないほど販売されており、初めて書籍を購入する場合はどの書籍から読めばいいのかわからなくなってしまうことが多いですが、初心者向けのもののみをターゲットにしていれば、悩むことも少なくなります。

また、書籍をPCのそばや手元に置いておけば、実際にPCでプログラミングしている途中でわからない部分やミスが発生した場合でも、スムーズに確認することができます。

そのため、1つ目の学習方法としてJavaに関する書籍を読んでみることをおすすめします。

WebサイトやYouTube動画を見る

Javaに関する情報は、インターネット上にも大量に公開されており、ほとんどのWebサイトやYouTube動画が無料で見ることができます。

書籍を読むためには書籍を購入する必要があり、Javaを身につけるためには初心者向けから中級者・上級者向けまでしっかりと読む必要があるので、学習に必要な費用がある程度必要になってしまいます。

WebサイトやYouTube動画であれば、無料で場所や時間に関係なく見ることができるので、学習コストが低く誰でも始められます。

電車や会社の休憩中などのスキマ時間を使って学習する場合でも、書籍は持ち歩かなければいけませんが、WebサイトやYouTube動画であれば、スマホや会社のPCからでも学習可能です。

また、Webサイトからであれば、Javaのコードを直接コピーしてPCに貼り付けることで、実行した結果を気軽に見ることができます。

YouTube動画の場合では、Javaの解説やコードを記述している様子を確認しながら、自分でもコードを記述することができます。

そのため、無料で効率的にJavaの学習を進めることが可能です。

しかし、無料の情報である以上、書籍よりは情報量が少ない可能性があるので、注意が必要です。

プログラミング学習サイトを使う

インターネット上には、Javaを含むプログラミング言語を効率的に学習できるプログラミング学習サイトも数多く存在しています。

代表的なプログラミング学習サイトには、「Progate(プロゲート)」・「Udemy(ユーデミー)」・「ドットインストール」・「Code Academy(コードアカデミー)」などがあります。

無料で利用できるサイトと1部もしくはサイト利用自体が有料なサイトがあり、プログラミング初心者であれば、無料で利用できるものでも十分に学習することが可能です。

また、PC版とモバイル版の両方を利用できる学習サイトも多いので、自宅や会社などPCが使える環境と移動中や休憩中などPCが使いにくい環境のどちらでも、学習が進められます。

ある程度、Javaについて学習が進んでいたら無料版だけではなく有料版も活用して学習を進めることで、さらにJavaに関する知識を身に付けられるようになります。

当然、どのプログラミング学習サイトも有料版の方がより豊富な学習教材や機能、サービスを利用できるようになっているので、中級者・上級者を目指すためには必要な費用と考えましょう。

そのため、インターネット上でコストをかけて効率的に学習を進めたい方は、プログラミング学習サイトがおすすめです。

プログラミングスクールに入る

Javaを身に付けるために、プログラミングスクールに入って学習する方法もあります。

Javaは、学習教材や参考書などが豊富にあり、誰でも無料かつ独学で学習を進めていくことができますが、習得するための難易度は高いです。

プログラミングを初めて扱う初心者の場合、Javaの仕組みや使い方などを十分に理解することが難しい場合があります。

上記で解説した学習方法は、どれもJavaを独学で身に付けるために効果的な方法なので、Javaについて学習はできても習得までできる初心者はあまり多くありません。

プログラミングスクールであれば、現役のエンジニアやプロの講師がプログラミングの基礎から徹底して教えてくれるので、プログラミング初心者でもJavaを身に付けられる可能性が高くなります。

また、1体1の個別授業や複数人で行う授業、動画やライブ配信を使った授業など、さまざまな学習形式があり、教材もテキストや動画などが豊富にあります。

わからない部分やミスの原因がわからない場合も、質問することでスムーズに答えや原因を知ることができるので、最も効率的に学習できる方法ともいえます。

しかし、多くのプログラミングスクールは数十万円ほどの費用が必要になってくるので、誰でも気軽に利用できるサービスではありません。

無料のプログラミングスクールもありますが、違約金や厳しい条件などがあることが多いので、あまりおすすめしません。

そのため、プログラミングスクールは時間的にも経済的に余裕のある方におすすめの学習方法です。

Javaの将来性について

Javaは、開発されてから現在までの長年とても高い人気とニーズを維持しているプログラミング言語です。

また、言語としての性能もとても高く、今後もさまざまな分野で使用されることが多くなるでしょう。

そんなJavaの将来性について、主に3つ解説します。

長年世界中で人気やニーズが高い

Javaは、長年世界中で人気やニーズが高く、案件数やJavaを扱うエンジニアも大量に存在しています。

また、金融や銀行のシステムやクレジットカードシステム、大企業や官公庁などのシステムなど大規模な開発でもJavaは使用されており、今後も別の言語に移行する可能性は低いです。

現時点では、大規模な開発や大量のデータを処理・分析する必要がある場合には、Javaによる開発が最も好まれている状況です。

さらに、すでにJavaによって開発されたシステムやサービスなどを運用・保守する場合や機能追加やアップデートを行う場合でも、オブジェクト指向型のプログラミング言語であるので、効率的に行えます。

そのため、Javaを使った開発案件だけでなく、Javaで開発されたシステムやサービスの保守案件なども豊富に存在しています。

そのため、今後もJavaの世界的な人気やニーズは保たれ続けることが予想されます。

Javaを使用した開発分野のニーズが高い

Javaを使用した開発分野には、主に以下のものがあります。

  • 業務システムの開発
  • 大規模システム・サービスの開発
  • Androidアプリの開発
  • IoTの開発 など

以上のような開発分野は、高いニーズがあり数多くの案件があります。

最近では、リモートワークやWeb会議などが一般的になってきていることもあり、オンライン上でスムーズに業務が行える業務システムの開発や大規模システム・サービスの開発は今後も盛んになることが予想されます。

また、Androidの世界的シェア率もiOSなどのモバイル端末よりも圧倒的に高く、今後も高いシェア率を維持することが期待できるので、JavaによるAndroidアプリの開発案件も増えていくことでしょう。

Alexaによるスマート家電やテスラの自動運転などのIoT技術の開発も、今後さらに盛んになっていくので、Javaは将来的にもニーズが高い言語である可能性が高いです。

Javaの代わりになる言語は誕生している

Javaの案件数や人気、ニーズなどが昔から高く今後も維持されていくことが予想されていますが、Javaの代わりになる言語も続々と誕生しています。

最近では、ScalaやKotlinなどのプログラミング言語がJavaに代わり開発を行えるとして注目を集めています。

Scalaは、2001年にスイスで開発されたプログラミング言語で、オブジェクト指向型と関数型プログラミングの両方の性質を持っていることが特徴です。

また、Javaの仮想マシンであるJVMで動作できるので、Javaの豊富なライブラリやAPIが利用できたり、OSに依存しないなどの特徴も兼ね備えています。

Kotlinは、2011年に開発されたオブジェクト指向型のプログラミング言語です。

Javaと同様にAndroidアプリの開発に適しており、Javaよりも記述量が少なくより効率的に記述することが特徴的です。

以上の2つのようなJavaの代わりになる言語はすでに誕生しており、今後も開発されることが予想されます。

そのため、Javaの人気やニーズは将来的に少し低下する可能性も十分に考えられます。

まとめ

Javaは、誕生してから現在まで高い人気とニーズを誇っており、言語としての汎用性や利便性も高く多くのエンジニアに好まれている言語です。

また、学習教材や書籍、Webサイトなどに大量に日本語の情報が公開されていることもあり、プログラミング初心者でJavaの習得を目指している方は多くいます。

しかし、Javaに関する案件を引き受けるレベルになるためには、かなりの時間や労力が必要になるので、決して簡単ではありません。

これからJavaの習得を目指している方やJavaについて気になっている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみることをおすすめします。

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